自分でできる台風後のメンテナンス。
今週は、木こりになってめちゃめちゃになってしまったお庭の解体作業をするのと同時に、お客様からの被害の電話対応と、なかなかくじけそうになる一週間でした。
でも、電気と元気があるから、大丈夫!
と自分で自分を励まして、みんなで乗り切っています。
さて、台風で木が倒されてしまった時、自分でできる台風後のメンテナンスをご案内します。
まず、倒れた木が、今後も元気で生きてくれそうかどうか、根を確認します。
人間で言うところの大動脈が、ブッツリと切れてしまっていると、なかなか植物を起こして、支柱をかけても、難しい場合があるからです。
根が、まだしっかりしていれば、やることは3つ。
1. 伸びてしまっている植物の枝を「透かし剪定」する。枝数が多いため、風の抜け道がなく、木がウチワのように風を受けてしまい、倒れてしまうことがほとんどです。枝数を少なくする、「透かし剪定」をしてあげると、風が抜け、高さのある木も倒されにくくなります。
2. しっかりとした支柱を立てる。木の大きさや枝ぶりに対して、支柱が小さいとまた、風が吹いた時に倒されてしまいますので、しっかりとした、支柱をたてます。
3. 最後に、根にホースでじゃんじゃん水をあげる。これは、倒された根が空気に触れ、乾燥してしまうのを防ぐためと、根と土を密着させるためです。この後に、バイオゴールドの液体肥料「バイオゴールドバイタル」を水で200倍に薄め、根にあげると、発根に役立ちますので、ぜひ、あげてみてください。もし、バイオゴールドのバイタルをお持ちでない場合は、置肥の「バイオゴールドオリジナル」を500mlのペットボトルに3粒入れ、シェイクシェイク!して、液体肥料をつくることもできます。同じように、お水で薄めて根っこにたっぷりとあげてください。
先日、お客様のところで、透かし剪定をして、支柱をかけ、お水をたっぷりあげて、救助したロシアンオリーブです。
皆さんも、ぜひ、ご自宅の植物が倒れてしまっていたら、3つのステップで助けてあげてください。
あまりにも、被害の件数が多いため、大変申し訳有りませんが、現在のところ、エムズプランニングでお庭を作られた、エムズのお庭のオーナー様のお庭のみ、メンテナンスに伺っております。
ご理解をいただけますよう、よろしくお願い致します。