イギリスお庭巡りの旅2014 Wisley編
2日に、まず訪れたのはイギリスのRHSを代表するお庭、ヒースローからほど近いSurryにある「Wisley Garden」。
こちらのお庭は、RHSやRHSJ(日本支部)の会員であれば、ご本人とお友達1名様が無料で入園できます。
広大な敷地に、様々なテーマのもとに創られたお庭があって、私も15年前にイギリスで勉強していた学生の頃に、何度も訪れました。
あの時と変わっていない所、もちろんリニューアルされている所、何度行っても新しい発見があります。
昨年の吉谷桂子先生のツアーでも、7月に訪れたばかりですが、やっぱりもう1度、じっくりと見に行こう!ということになり再訪問。
朝9時からSHOPはオープン。お庭の開園は10時から。
平日にもかかわらず、開園前からたくさんの方が思い思いの時間を過ごしにやって来ます。
私たちも、SHOPオープンの時間に合わせて、レッツゴー!
まずは、ガーデニングの書籍のコーナーにに立ち寄り、最近話題になっている本の下調べ。
気になる本をチェックして、帰国してからamazonで購入するのが良いそうですよ!
今回のwisleyの目的は、2012年にオランダ旅行でご自宅のお庭を拝見させて頂いて、超・感激した「PIET OUDLF」さんのデザインのロングボーダー。
前回は、時間の関係で、辿り着くことができなかったので、想いは募るばかり。
宿根草やオーナメンタルグラスが見せ場のピエトさんのお庭は、まだ、宿根草が大きくなっていないだろうから、見頃はきっと夏なんだろうな〜、とわかっていても、とにかく、自分の目で見て、感じたい!
3人の方に場所をお聞きし、やっとたどり着いたグラスハウスボーダー。
川の流れのように宿根草やオーナメンタルグラスが配置され、ドリフト植えされたこのボーダー。
オーナメンタルグラスが、風に吹かれ、光を受けて輝く時の魅力ももちろん計算づく。
このボーダー花壇は、雨の時以外の水やりはされていないそうです。肥料や支柱もなし。
なるべく自然環境と同じようにしているんですね。ベスチャトーさんのお庭と同じですね。
野生の昆虫や鳥達にも優しいこのボーダーは、秋になっても花柄を摘まず、みんなの隠れ家やご飯になるようにしてるんですって!
冬の枯れた姿を楽しんでいるだけかと思っていたのですが、蜂さん、虫さん、鳥さん達のことも考えていたなんて。
そして2月には、来たる春のために、地面近くまで切り戻しを。
驚きなのが、カットする時に使う電動ノコギリのような機械類は、ソーラーパワーのものを出来るだけ使用しているそうです。
まあ、なんというこだわり!
アリウム ギガンチュームのポコポコとしたフォルムと、フロミスの段々姿のコラボレーション。
この赤い花、エムズのSHOPでも販売中です。
成長中の宿根草たち。
ロングボーダーに合わせた、ロングベンチ。このマウンドに登ると、ボーダーが見下ろせます!
夏の姿は、本当に見事なんでしょうね!
是非、違う季節にも訪れてみたい!と思うボスでした!