霞ヶ浦ふれあいランドの植栽。
こんばんは。鹿嶋市在住のガーデンデザイナー、ボスこと溝口 望です。
今日は、本当に蒸し暑かったですね~。
とっても日本の夏らしいお天気でした。
いくら水分補給をしても、普通の人の3倍くらい汗かきの私には、この季節はなかなか、体力の消耗が激しいですね~。
でも、暑くっても寒くっても、その季節ごとのお庭づくりって、やっぱりいろんな感動があり、楽しいものです。
今日は、本当に蒸し暑かったですね~。
とっても日本の夏らしいお天気でした。
いくら水分補給をしても、普通の人の3倍くらい汗かきの私には、この季節はなかなか、体力の消耗が激しいですね~。
でも、暑くっても寒くっても、その季節ごとのお庭づくりって、やっぱりいろんな感動があり、楽しいものです。
本日、工事に伺ったのは、「霞ヶ浦ふれあいランド」内にある、タワーの廻りの植栽2期工事です。
写真は、初めて現地調査に伺った、去年の夏の頃のもの。
実は、この土のスペース、元は池だったんです。
でも、震災で池にヒビが入ってしまい、仕方なくコンクリートに水抜きの穴を空け、土を入れて花壇スペースにしたとのこと。ですので、土も40cmくらいしか入っていません。そして、このころは、雑草ガーデンでした~。
去年の暮れの12月に1期工事を行ったのですが、予想以上の強風に植物達も私達もびっくり!です。
霞ヶ浦からの直撃の風と、タワーの下に吹き込むビル風に煽られ、支柱ごと斜めになってしまった植物達もあり、ふれあいランドのスタッフのDさんから、何回も現場の状況についてご相談を頂きました。
一体どういう植栽計画にすれば、この苛刻な環境に耐えられるか、というのが私の大きな課題でした。
2期工事の時には、その課題をクリアした植物の選定とローメンテナンス、さらにご予算も合わせて考えないと・・・。
そんな中、とっても参考になったのが6月に参加した、「吉谷桂子さんと行く、オランダ・ベルギーのツアー」です。その時に見学した、10年に一度のフロリアードのお庭の植栽計画のエッセンスを取り入れて、今回は植物を選びました。
オランダと言って、イメージするものの1つに「風車」があるかと思います。
風車があるということは、いつも強風が吹いているということ。
上の写真はフロリアードで撮影したものですが、その中で、スティパ(一見、雑草?に見える植物です)が風になびいています。実際に行った時も、す~~~ごい風で、手で押さえていないと帽子が飛んでしまうぐらいでした。
ふれあいランドは公共の施設ですが、今のところ専属のガーデナーがいらっしゃらないので、どれだけメンテナンスを楽にしつつ、きれいに見せられるかが、悩むところです。
ローメンテナンスにする上で1番大切だと思うことは、「環境に合った植物を選ぶ」ということ。
強風に耐えられて、お花も観賞できて、夏の暑さにも、冬の寒さにも強くて・・・。考えた挙句、どうせだったら、この強風を見方にした、風を感じられるお庭にしよう!。
ということで、こんな感じの植栽をしました。
今朝は、まだ土の状態でした。
ラインを引いて、植物達を仮置きし、バランスを確かめます。
この時に、引いて見て、じっくりと観察。
ボリュームが少ないところには、量を増やし、色や形が合わないところは、差し引いていきます。
通りがかりの小学生の女の子が、この状態でも「うわぁ~!きれい~」と言いながら過ぎて行き、心の中で、「あなた、見る目あるわね~」とにんまり。
この時に、引いて見て、じっくりと観察。
ボリュームが少ないところには、量を増やし、色や形が合わないところは、差し引いていきます。
通りがかりの小学生の女の子が、この状態でも「うわぁ~!きれい~」と言いながら過ぎて行き、心の中で、「あなた、見る目あるわね~」とにんまり。
あまりの暑さに、私は特設テントの下で植え込むことに・・・。それでも、汗だくでした・・・。
そして、夕方には、こんな感じになりました。ランタナ以外は全て宿根草・多年草なので、(鹿嶋ではランタナも冬越しするのですが、行方市は冬が寒いので難しいかな・・・)2年目の初夏には、風に揺れるグラスたちと、白やピンクのエキナセアとガウラ、真っ赤なモナルダ、フイリのチェリーセージ、のハーモニーが楽しめるお庭になるのが目に浮かびます!
明日は、小道にグラウンドカバーを植えた後、1期工事エリアのメンテナンスを行なう予定です。
植物の力ってやっぱり、すごいとおもいます。
朝は、なんの変哲もない「土」だったスペースが、夕方には「お庭」になるんですからねっ。
熱中症に気をつけて、明日もみんなで楽しんできます!
ボスでした。