新築外構にプラスαのデザインで、みどころのあるお庭へ。
新築外構だけでなく、いろんな切り口からデザインのご依頼をお受けしている今日この頃。
今日は、まだ、外構が出来上がって間もないお客様からのお庭のご相談からスタートした現場のご紹介です。
昨年、新築外構工事が完成したばかりの神栖市のC様邸。
既存の外構に飽足らず、エムズ・プランニングにお庭のご依頼をいただきました。
お庭の各場所に、「目的と役割」を持たせ、見どころがあるお庭にデザインしました。
最初の現地調査に伺った頃が嘘のように、緑いっぱい、楽しさいっぱいのお庭になりました。
私が最初にお伺いした時は、きれいに門周りやアプローチも出来上がっていました。
でも、何かが足りない気がしていて。
やっぱり、緑ですよね。
緑?シマトネリコが植わっているじゃない?
と思うかもしれません。
でも、大切なのは、「高木類とグラウンドカバーの間の緑」なんです。
一番視線に入るこのゾーンに素敵な緑たちが植わると、お庭は一気に生命力をもった生き生きとした表情をみせてくれます。
現地調査に伺った時のお写真。
きれいにアプローチは出来上がっており、全面芝生が貼られていました。
まずご提案したのは、既存の門周りにデザインのアクセントを加えること。
まず、グレーの壁を引き立てるアルミの縦ラインをバランス良く足していきます。
そして、足元にも黒の植木鉢。
もちろん、こちらに草花を足していきます。
もともとのブロック塀がとってもきれいに見えるようになりました。
今あるものを引き立ててくれる植物たちってすごいですよね!
日当たりがあまり望めない場所に植わっていたフェイジョアはこちらへ移植。
春浅い時期にお庭の様子を見に伺った時のお写真です。
メンテナンスの楽な宿根草や多年草を多く使い、お花のない時期も緑のグラデーションで魅せるお庭に植栽デザインを行います。
芝の一部を砂利にし、フォーカルポイントにも実用的にもなるベンチをしつらえます。
ガレージからのアプローチもつくり、芝生がはげてしまうのを防ぎます。
もう一つの見どころづくりのポイントは、「背景をつくる」
限られた敷地でも、きちんとしたノウハウの元にお庭づくりをすると、デッドスペースも「見せ場」になります。
今回は、視線が抜けてしまうネットフェンスの手前に、樹脂の白い目隠しフェンスを立ち上げ、こちらが植物の背景になってくれるようにしました。
植えたばかりの時のお写真です。
植えたばかりの頃は、ただの、草にしか見えなかったルドベキアチェリーブランデーが満開でした。
これからもお庭の成長がとても楽しみな、C様邸のおにわのごしょうかいでした。